ステロイド・プロトピックについて | ||||||||||
◆プロトピックはステロイドのStrong クラス | ||||||||||
プロトピック軟膏の臨床結果はどのようなものでしょうか。タクロリムスはステロイドとは違って体内で産生されるものではありません。そして大きな特徴は皮膚萎縮をきたさないということ。これは特に顔面での難治性の「アトピック・レッドフェース」、つまり「赤ら顔」と言われている潮紅の強い急性炎症性皮膚炎に著明な効果を発揮します。 専門医の定番治療ではプロトピック軟膏0.1%を顔面に1日2回塗布することとして3日目で改善の兆しが現れ、1週間で著明改善といえるほどの効果が得らるとされています。従って外出がはばかられる成人アトピーの女性には朗報であり、顔面難治性の改善効果が期待できます。 また体内産性物質ではないので全身的副作用の回避といった特徴も大きいといわれます。抗炎症作用は中等度でステロイド外用薬の臨床効果の評価に相当するものとしてプロトピック軟膏はストロングクラスにランクづけされる。 これはデルモベート、ベトネベートまたはリンデロンに相当し、ステロイド忌避の方への代替え選択薬となります。 |
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